メモりメモる

ハトいエンジニアのアメリカ生活と技術のメモ。

帰国してサイバーエージェントに入社したので、ちょっと新人研修について語ってみる

3月に帰国し、4月より株式会社サイバーエージェントへ入社しました。
在米中にサンフランシスコで履歴書を提出して面接を受け、突然となりましたが3月に内定を頂き、2012年度新卒として入社することになりました。

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本来であれば大学へ戻り修士2年へ進級する予定でしたが、色々と私なりに考え、ごく一部の皆様にご相談した上で進路選択をさせて頂きました。
当分の間は東京在住となりますので、お気軽にご飯など誘っていただければとても嬉しいですm(_ _)m


  • 新人研修ってどんなことやっているの?

研修では、基本的なビジネス知識からはじまり、様々な事を多岐に渡って"生の声"で学べるカリキュラムが充実しています。
研修内容は基本的に秘密なのですが、とても考えられた研修だなーと感じながら日々受講しています。

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特に凄かったのが、伊東で行われた2泊3日の宿泊研修。
宿泊研修では、2日間の中で特定テーマに関する新規事業提案を会社役員へ行うチームバトルを行いました。
チームメンバは平均6人で、そのメンバーでプロダクトの提案、ユーザ規模の見積もり、収益方法などなど考えて提案していきます。


  • 宿泊研修で私がやったこと

グループワークでは、新規事業のコアとなるプロダクトの提案、お金周りの推定、タイムキーパーをやりました。
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お金周りは私が最も不得意なところで、ユーザ数がどれだけ増加するのか?などアテをつけるのがとても難しかったです。
同期で、グラフをモリモリ作っている子に「その根拠は?」など聞いてしまいました。
規模感を知るって大切だな、と感じています。


  • 入社前~宿泊研修後で感じている変化

正直、今までは他人に対して考えていることを伝えることがかなり苦手な方でした。
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伝えるべきと考えた発言が「意識高い(笑)」と揶揄されるのも何処となくイヤでしたし、帰国後には「ここは日本。アメリカとは違う!」や「見下されている感じがする」と言われたことがあり、何も生み出すことのないやりとりが辛く、あまり自分を出さないようにと尽くしていました。

入社前はかなり殻に篭っている精神状態だったので、なんとかしたいと考えてます。
新人研修では「目標逆算力」「上昇結束力」「強み自走力」という3つの研修ポイントがあるので、「伝えるべきと感じた言葉は、全て伝えよう」と決意してみたりしました。

殻に篭らない、むしろ殻をブチ破ろうと考え、アメリカでの経験や今までの技術バックグラウンドについて全力で発言してみました。
ものすごく真剣に聞いてくれる人々と、どうやれば良くなるか?事業になるか?を全力で議論することが出来ました。


  • その結果…

32チーム中8チームが決勝プレゼンへ進出できたのですが、私たちのチームもその1つになることが出来ました。
入賞は悔しくも逃してしまいましたが、 悔しくなる程度に本気になっていたのだなと後から気がつきました。


  • もう恐がらない

宿泊研修で自分を出し過ぎたのではないか?と研修後の休日は、わりとガクブルしていました。
研修中にチームメンバからの振り返りがあったのですが、メンバの反応が非常に良くて、「ああ、自分を出してよかった……」と感動と安堵を覚えたことが印象深いです。


  • 特色ある研修内容

研修はグループワークが中心ですが現場の人による講演・宿泊研修での事業提案など、数字を見ることが多い研修です。
興味深いのは、このブログの記事を書いたこと自体が研修の一環だということかもしれません。