メモりメモる

ハトいエンジニアのアメリカ生活と技術のメモ。

はじめてのハッカソン!クックパッド開発コンテスト24でvibeeを開発した話。

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東京生活を開始して、はや1ヶ月。
地元ではIT系イベントがなかなかなかったので、「IT系勉強会に参加してみたい!ハッカソンしてみたい!」とうずうずしていました。
そんな中で、クックパッドの開発コンテスト24を発見し、チャレンジしてみました。
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今回のコンテストのお題は「一日の終わりを楽しくするもの」ということ、
審査方法が"「生活をより豊かにした課題解決型サービス」としての完成度を重視"と書かれていました。
現在4人のエンジニアでシェアハウスをしていて、その住人である@miyay,@kyoro353,私の3人でvibeeを開発しました。
ちなみにもう一人の子は、別プロダクトで開発コンテストへ参戦していました。


  • 「シンプルな体験」の提案

"シンプルな機能以上に、どんなシンプルな体験が出来るか"をコアに考え、プロダクトを考えました。

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修学旅行の夜。
消灯された部屋の中で眠れずに、隣の布団の友達をつついてみたり、笑い合ったり。
「特別な一日の終わり」には、寝たいような、でも眠ったらもったいないようなワクワク感がありました。

あのような体験が、とてもとても私には楽しかった記憶があり、
「普通ならわびしくなる一日の終りを、しょーもないことでクスッと笑える体験」を目指しました。

この地点で、午前12時ちょっと前。
@miyaiが朝起きて@kyoro353を起こし、@kyoro353が@hatoneを起こしたのが、朝9時
目覚めた地点でお題が発表されていて、うわぁぁぁぁぁとなった記憶があります。
3人で遅めの朝食をとりにいき、ラーメンを食べながらブレストしました。


  • ユーザ像の追求

お題が出されて何を作るか考える際、どんな人物が抱えるどんな問題を解決するか設定するのは、とても重要だと思います。そこで私達は、客観的に見た自分自身をユーザとして、本当に使い続けたいプロダクトを3人で強く意識しました。
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実装する機能をリストアップしたのですが、実際の開発中も、「そんな機能、本当に使うの?」「そのエフェクトないと、さすがに使いづらくない?」「そんな発音時間だったら、使えない。4分の1にしよう」と、プロダクトを考え続けながらブラシュアップしていきました。

実際のコーディングを開始したのが、午後2時半くらい。rackhub(http://rackhub.net/)のユーザ座談会の裏側で開発していたのですが、とても賑やかでした。デバッグでスマホをブンブン振っていたのですが、その癖から、コンビニでうっかりエナジードリンクburnをぶんぶん振っちゃって、「それはテロだよ!!!」とつっこまれた記憶があります。


  • 世界観のトータルデザイン

単なる実装は誰にも出来るからこそ、どう描くか重要であるといつも考えています。環境さえ整えられれば、誰にでも開発出来るのがプログラミングの素敵なところだと私は思っています。
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限られた時間の中で、最良のプロダクトを開発をするのはコンテストだからこそ当たり前だと思っていて、その先をちょっと意識していました。
そこで、「人の心に響くようなシンプルなプロダクト、そして、それを物語る世界観自体を成果物にしてみたい」とコンテストの前から、3人で話していました。
そして表現の形として、ストーリー仕立てのショートフィルムPVを選びました。
実際にPVを撮影しはじめたのは4時位。「朝日が登る前に!」を合言葉に、夜のシーンから撮影していきました。PVに映り込むスマートフォンの指し示す時間が、早朝で、色々物語っているとおもいます。


  • 開発したもの

vibee - 言葉のいらないパジャマタイムコミュニケーションツール -
http://vibee.rackbox.net


  • 謝辞

@miyay。(第3回クックパッド開発コンテスト24に参加しました! - Weblog書くよ!
はじめてのtitanium、はじめてのcoffeescriptとはじめてだらけでしたが、画面エフェクトなどをやってくれたり、PVではナチュラルな演技力を発揮していて凄かったです。

@kyoro353。
開発途中は、ストイックになりすぎて言葉がきつくなるときもありました。ごめんなさい。PV撮影する際は、名カメラ&編集テクを存分に発揮して下さって、とても素敵でした。

3人で、頭の中で描いているものを共有し、わいわいと開発することが出来て、本当に本当に楽しかったです!

帰国してサイバーエージェントに入社したので、ちょっと新人研修について語ってみる

3月に帰国し、4月より株式会社サイバーエージェントへ入社しました。
在米中にサンフランシスコで履歴書を提出して面接を受け、突然となりましたが3月に内定を頂き、2012年度新卒として入社することになりました。

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本来であれば大学へ戻り修士2年へ進級する予定でしたが、色々と私なりに考え、ごく一部の皆様にご相談した上で進路選択をさせて頂きました。
当分の間は東京在住となりますので、お気軽にご飯など誘っていただければとても嬉しいですm(_ _)m


  • 新人研修ってどんなことやっているの?

研修では、基本的なビジネス知識からはじまり、様々な事を多岐に渡って"生の声"で学べるカリキュラムが充実しています。
研修内容は基本的に秘密なのですが、とても考えられた研修だなーと感じながら日々受講しています。

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特に凄かったのが、伊東で行われた2泊3日の宿泊研修。
宿泊研修では、2日間の中で特定テーマに関する新規事業提案を会社役員へ行うチームバトルを行いました。
チームメンバは平均6人で、そのメンバーでプロダクトの提案、ユーザ規模の見積もり、収益方法などなど考えて提案していきます。


  • 宿泊研修で私がやったこと

グループワークでは、新規事業のコアとなるプロダクトの提案、お金周りの推定、タイムキーパーをやりました。
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お金周りは私が最も不得意なところで、ユーザ数がどれだけ増加するのか?などアテをつけるのがとても難しかったです。
同期で、グラフをモリモリ作っている子に「その根拠は?」など聞いてしまいました。
規模感を知るって大切だな、と感じています。


  • 入社前~宿泊研修後で感じている変化

正直、今までは他人に対して考えていることを伝えることがかなり苦手な方でした。
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伝えるべきと考えた発言が「意識高い(笑)」と揶揄されるのも何処となくイヤでしたし、帰国後には「ここは日本。アメリカとは違う!」や「見下されている感じがする」と言われたことがあり、何も生み出すことのないやりとりが辛く、あまり自分を出さないようにと尽くしていました。

入社前はかなり殻に篭っている精神状態だったので、なんとかしたいと考えてます。
新人研修では「目標逆算力」「上昇結束力」「強み自走力」という3つの研修ポイントがあるので、「伝えるべきと感じた言葉は、全て伝えよう」と決意してみたりしました。

殻に篭らない、むしろ殻をブチ破ろうと考え、アメリカでの経験や今までの技術バックグラウンドについて全力で発言してみました。
ものすごく真剣に聞いてくれる人々と、どうやれば良くなるか?事業になるか?を全力で議論することが出来ました。


  • その結果…

32チーム中8チームが決勝プレゼンへ進出できたのですが、私たちのチームもその1つになることが出来ました。
入賞は悔しくも逃してしまいましたが、 悔しくなる程度に本気になっていたのだなと後から気がつきました。


  • もう恐がらない

宿泊研修で自分を出し過ぎたのではないか?と研修後の休日は、わりとガクブルしていました。
研修中にチームメンバからの振り返りがあったのですが、メンバの反応が非常に良くて、「ああ、自分を出してよかった……」と感動と安堵を覚えたことが印象深いです。


  • 特色ある研修内容

研修はグループワークが中心ですが現場の人による講演・宿泊研修での事業提案など、数字を見ることが多い研修です。
興味深いのは、このブログの記事を書いたこと自体が研修の一環だということかもしれません。

初心者も悩まない。rackhubで簡単rails3分ローンチ開発のススメ!

rackhubは、ハッカソン系イベントなどで一気に開発してさくっと公開するwebサービス向けのホスティングサービス。
先日メディアローンチ(正式な全機能公開)を前に、プロダクトローンチを迎えました。
ついに一般ユーザが登録可能になったので、railsを気軽に動かす方法を紹介していきたいと思います。

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Rackhub - The Hosting Platform for Collaboration.
VPSと違い、最初からrvmやperlbrewなどが入っているので、環境構築で手間取る時間を大幅に削減することが出来ちゃいます。


(追記。id:voluntas様よりアドバイスがあったので、クレジットカードまわりの書き足した!)
rackは3時間まで無料なのですが、それ以降は有料となるのでクレカ登録が求められます。
日本はクレカ文化がアメリカよりも薄いので、少し抵抗ある方もいそうですね。
削除しないで停止だけしていると、うっかり課金されちゃいますので気をつけましょう。


起動して早速、自分のrackへアクセスしてみると、こんなページが出ます。
これは、まだapacheも何も起動してませんよ!ということなので深く気にしてはいけません。
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このような画面が出てる場合は、公開鍵を登録してみましょう。
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それでは、サクサクとrails環境を準備していきましょう。
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sshの接続先が書かれているので早速アクセスします。

ssh rackhuber@hato.rackbox.net -p 50002 -A


このようにログインすることが出来ます。
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いつも通りにrailsプロジェクトを作る作業をしていきます。

gem install rails
rails new hato
cd hato


これでrailsプロジェクトが出来上がります。
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そして、Gemfileへgem 'therubyracer'を追加しておきましょう。
あとは、よしなに開発してます。


そして、rails sをすると3000番で起動します。

rails s -d


http://ラック名.rackbox.net:3000/へアクセスすると、確認することが出来ます。
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80番ポートで運用したい場合はnginx+unicornなど設定が必要になってきますが、コレだけで外部に公開することができちゃいます。

北米版PS VITAを購入してクレカまわりで苦戦をした話

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日本では12月17日に発売されたPS VITA。
渡米したのが12月10日で、日本で買うタイミングを逃してしまいました。
そこでアメリカで購入しようと待っていたところ2月22日。。。(´・ω・`)


やっと数日前に購入しました!
AT&T DataConnect Pass plan(250MB for $14.99, 30-day recurring)、フリーのゲーム、8Gのメモリがついて$299でした。
日本円だと25000円くらいです。



北米版PS VITAでも、日本のPSNへ接続することが可能でした。
待ちに待ったGRAVITY DAZEを購入しようとすると、手元のクレジットカードが全部エラー……。
知り合いでVITAを買った方も、クレジットカードが使えずどうしようもなかったそうです。
対処方法としては、日本にいる方にコンビニでプレイステーション ネットワークカードを購入してもらい、12ケタの数字だけを送ってもらって、それを登録すればいいようです。
私はそれでやっとゲームを買うことが出来ました。


背面タッチパネルが動作してないっぽいのが不安ですが、初期不良なのでしょうか。
それともファームウエアあげたら動くのか、ちょっと謎です。

MOOで高品質な名刺を無料注文してみた

MOOで、Facebook Cardsという名刺を作成してみました。
Facebook Cards from MOO| Promote your Facebook Timeline, offline | moo.com
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こんな感じでFacebookのカバー写真が名刺になります。
最高50枚まで写真を選べるようです。


注文して2週間くらいで届きました。
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フタをあけると、名刺が顔を出します。
50枚くらい入ってるようです。
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facebookのカバー写真を10種類アップロードして、使ってみました。
それぞれ名刺の写真が違います。
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裏面はこんな感じで好きな文字を入れます。
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紙が厚く、さわり心地が何だか良いです。
写真の解像度はもっと良いのかと思ってたのですが、名刺として充分に使えます。
当分は、これを名刺として配ろうかなと思ってます。

rubyとarduinoで、twitterのリプライをLED通知してみた

arduino上のCで書くよりも、rubyで書いた方がtwitterなどと連携させるの簡単かも?と思ってやってみました。
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事の発端なのですが、「みんなで電子工作講座をやろうよ!」となり、先日arduinoを買いました。
そして電子工作講座がはじまる前に、フライングで遊んでいました。


RubyでArdunioを操作するシンプルなサンプルはArduino+Ruby — Gistで公開中です。
このサンプルを元にtwitterの新着リプライを取得するようにし、LEDを点滅させるようにしてみました。

[Software Design 2012年2月号] Run Firstな開発スタイルの「fluxflex」で見る PaaS型開発プラットフォーム最前線

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id:kyoro353さんと共著させていただきました。
前半はfluxflexの基本的な紹介と使い方、後半はfluxflexのシステムがどのようにして実現されているのか?などが書かれています。

手にとって読めないのが残念……と思っていたところ、見本紙をアメリカまで送っていただけることになりました。到着が楽しみです。